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京都の方言 一覧

京都の方言は上品で丁寧な印象があり、歴史的な背景や文化を反映した独特の言い回しが特徴です。ここでは、日常的に使われる京都の方言を50個紹介し、その解説と例文を通じて京都の魅力を感じていただけます。

目次

あかん

解説:「ダメ」「いけない」の意味。
例文:「それはあかんやろ」
:「それはダメでしょ」

あじきない

解説:「物足りない」や「つまらない」という意味。
例文:「この映画、あじきないな」
:「この映画、物足りないね」

あっかい

解説:「熱い」や「暑い」の意味。
例文:「今日はあっかいなあ」
:「今日は暑いなあ」

あんじょう

解説:「うまく」「上手に」という意味。
例文:「あんじょうやってな」
:「うまくやってね」

いけず

解説:「意地悪」や「冷たい態度」を表す言葉。
例文:「そないいけず言わんといて」
:「そんな意地悪を言わないで」

いとさん

解説:「お嬢さん」や「女性」を意味する。
例文:「あのいとさん、きれいやな」
:「あのお嬢さん、きれいだね」

いぬ

解説:「帰る」「去る」の意味。
例文:「もういぬわ」
:「もう帰るよ」

うち

解説:自分のことを指す一人称。特に女性が使うことが多い。
例文:「うち、ようわからへん」
:「私、よくわからない」

ええやん

解説:「良いじゃない」という意味。
例文:「それ、ええやん!」
:「それ、いいじゃない!」

おいでやす

解説:「いらっしゃいませ」の意味。主に店などで使われる。
例文:「おいでやす、どうぞご覧ください」
:「いらっしゃいませ、どうぞご覧ください」

おくどさん

解説:「かまど」を指す言葉。
例文:「おくどさんでご飯炊いてるんや」
:「かまどでご飯を炊いているんだ」

おこしやす

解説:「ようこそ」や「いらっしゃいませ」の意味。
例文:「おこしやす、京都へ!」
:「ようこそ、京都へ!」

おつかい

解説:「使い走り」や「お使い」の意味。
例文:「ちょっとおつかい行ってくるわ」
:「ちょっとお使いに行ってくるよ」

おぶげ

解説:「おぼれる」や「溺れる」の意味。
例文:「川でおぶげたらあかんで」
:「川で溺れたらダメだよ」

おます

解説:「あります」「ございます」の意味。
例文:「それはおますやろか?」
:「それはありますかね?」

かいらしい

解説:「かわいい」という意味。
例文:「この子、ほんまかいらしいわ」
:「この子、本当にかわいいね」

かなん

解説:「困る」「嫌だ」という意味。
例文:「それはかなんなあ」
:「それは困るなあ」

きばる

解説:「頑張る」の意味。
例文:「明日はきばって仕事するで」
:「明日は頑張って仕事するよ」

きぬし

解説:「あなた」「そなた」を意味する敬語。
例文:「きぬし、元気にしてたか?」
:「あなた、元気にしてた?」

ぐずる

解説:「だらだらする」や「ぐずぐずする」という意味。
例文:「ぐずらんと早よせえ」
:「ぐずぐずしないで早くしなさい」

けったい

解説:「奇妙」や「変わった」という意味。
例文:「あの人、けったいな格好してるな」
:「あの人、変わった格好をしているね」

こそばい

解説:「くすぐったい」の意味。
例文:「ちょっと、こそばいやん!」
:「ちょっと、くすぐったいよ!」

こしょばい

解説:「こそばい」と同じく「くすぐったい」という意味。
例文:「わきの下こしょばいわ」
:「脇の下がくすぐったいよ」

ごんた

解説:「いたずら好き」や「わんぱく」を意味する言葉。
例文:「うちの子、ほんまごんたやわ」
:「うちの子、本当にいたずら好きだよ」

さぶい

解説:「寒い」という意味。
例文:「今日はさぶいなあ」
:「今日は寒いなあ」

しはる

解説:「~される」「~なさる」という尊敬の表現。
例文:「先生、これを読みはるか?」
:「先生、これをお読みになりますか?」

しんどい

解説:「疲れる」や「しんどい」という意味。
例文:「もう歩くん、しんどいわ」
:「もう歩くの、疲れたよ」

せやけど

解説:「だけど」「しかし」の意味。
例文:「せやけど、あれは無理やで」
:「でも、あれは無理だよ」

そやし

解説:「だから」という意味。
例文:「そやし、今日は休むねん」
:「だから、今日は休むんだ」

そやろ

解説:「そうでしょ?」と相手に確認する言葉。
例文:「それ、ええやろ?そやろ?」
:「それ、いいでしょ?そうでしょ?」

だいやか

解説:「元気」や「健康」という意味。
例文:「彼はだいやかやなあ」
:「彼は元気だなあ」

ちゃう

解説:「違う」という意味。
例文:「それはちゃうやろ」
:「それは違うでしょ」

つれ

解説:「一緒に行く」という意味。
例文:「友達とつれて行くわ」
:「友達と一緒に行くよ」

てんご

解説:「いたずら」や「ふざけること」を意味する。
例文:「そんなてんごばっかりしなや」
:「そんなふざけたことばかりしないで」

とおりゃんせ

解説:「通りなさい」という意味。
例文:「どうぞ、とおりゃんせ」
:「どうぞ、通ってください」

どすえ

解説:「~です」という丁寧な言い方。
例文:「おこしやす、京都どすえ」
:「いらっしゃいませ、京都です」

なあ

解説:話し相手に同意を求める時に使う「ね」のような意味。
例文:「そうやんなあ」
:「そうだよね」

なんぼ

解説:「いくら?」という意味。
例文:「この本、なんぼや?」
:「この本、いくら?」

ぬくい

解説:「暖かい」の意味。
例文:「今日はぬくいなあ」
:「今日は暖かいなあ」

ひいき

解説:「えこひいき」や「贔屓すること」の意味。
例文:「あの店、ひいきしてもらってるねん」
:「あの店、贔屓してもらっているんだ」

ひらう

解説:「拾う」の意味。
例文:「そのお金、ひらってん」
:「そのお金、拾ったんだよ」

ほんま

解説:「本当」という意味。
例文:「ほんまに美味しいわ」
:「本当に美味しいよ」

ぼちぼち

解説:「そろそろ」という意味。
例文:「ぼちぼち行こか」
:「そろそろ行こうか」

まけて

解説:「値引きして」という意味。
例文:「もうちょっとまけてくれへん?」
:「もう少し値引きしてくれませんか?」

めっちゃ

解説:「とても」「すごく」という意味。
例文:「めっちゃ楽しかったわ」
:「とても楽しかったよ」

もっさい

解説:「鈍臭い」や「ださい」という意味。
例文:「その服、もっさいなあ」
:「その服、ださいね」

ようけ

解説:「たくさん」の意味。
例文:「今日はお客さんがようけ来たわ」
:「今日はたくさんのお客さんが来たよ」

よばれる

解説:「ご馳走になる」という意味。
例文:「晩ご飯、よばれてん」
:「晩ご飯をご馳走になったんだ」


京都の方言は、やわらかく上品な表現が多く、聞いているだけで落ち着くものが多いですね。

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